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- ファイル容量
- MP3 31.9MB
- 時間
- 34分47秒
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[
古典落語
]
『鰻の幇間』
落語家/五街道雲助
提供:株式会社ラジオカフェ
700円
- いよっ、すごい!(解説付き)
-
【あらすじ】
暑いさなか、幇間(たいこ持ち)がお客に遭遇できずに干上がってしまいそうです。羊羹をエサになんとか客を釣り上げようとしますが、なかなかうまくいきません。浴衣がけの男がようやくつかまり、お昼をたかることになりました。会ったことはあるのですが、名前を思い出せません。鰻屋で酒、香の物、鰻と出てきて幇間は客に調子を合わせています。客は今度うちに遊びに来いというものの、その在処は「先のところだよ」とはぐらかして教えてくれません。そのうちに客は一人で便所に行ってしまい、なかなか戻ってきません。
【聞きどころ】
客の前で文句は言えないのですが、この鰻屋、たいそうきたなくて、気が利きません。引っかけられたと分かった幇間が鰻屋の女中を相手に酒の味、徳利、盃、鰻……とケチをつける場面は、これまでの名人がそれぞれに工夫している、聞きどころの一つです。雲助師匠も細かな工夫をしています。中でも床の間の掛軸のくだりには爆笑間違いなし! 雲助師匠のからっとした口調が、独特の味を出しています。
【もうひとこと】
幇間噺の中でも一二をあらそう傑作。調子のいいことをいっていつも余録にありつく幇間が、客にさんざんな目に合わされる、そのコントラストが、コメディーの王道を行っています。主人公のような、見番に登録されていない幇間を「野だいこ」などと呼びました。正式の幇間は師匠のもとで修行を積まないと、座敷に顔すら出せなかったということです。
[収録:2008年8月23日 お江戸日本橋亭(東京・三越前)]