古典落語

雪てん

価格：￥733

収録時間 :: 34:43
データ形式 :: MP3
データ容量 :: 31.7MB

提供元 :: 株式会社ラジオカフェ
リリース日 :: 08年3月14日
カテゴリ :: 古典落語

初雪やとんび転んで河童の屁（落語随談付き）

【あらすじ】
横町の隠居のところに八つぁんが遊びに来ました。隠居が俳句に凝っているので、八つぁんも真似して始めます。しかし出てくるのは珍妙な俳句ばかり。素直な心でお前もやってみな、といわれて「朝起きて顔を洗って飯を食う」。「初雪」の題では「初雪やいちばんめだつインド人」。「りん」を句に詠み込んで繰り返す遊び「りんまわし」や早口言葉のような言葉遊びにも挑戦します。どんどんできますが、だんだん脱線していきます……。

【聴きどころ】
はっきりした筋はなく、言葉遊びが楽しい噺です。タイトルの「雪てん」はサゲに関わっています。小ゑん師は最後まできっちりとやっていますが、後半は今ではあまり演じられないようで、「雑俳」（言葉遊びのような俳諧）というタイトルを使うことが多いようです。「初雪」とも。小ゑん師匠の軽妙な語り口が楽しめます。

【もうひと言】
小ゑん師匠のホームページ「ことばの宇宙」では常時雑俳の投句を募集しています。お題が出されていますから、挑戦してみては？　選者はもちろん半駄小手咲（小ゑん師）！
http://www.zappai.com/

[収録：2008年1月19日　コア石響（東京・四谷）]　

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プロフィール

柳家小ゑん

落語家

武蔵工業大学中退後、1975年に柳家小さん（五代目）に入門、柳家みのるを名乗る。同年、みの助で前座、79年に二つ目となり、小ゑんに改名。85年に8人抜きで真打昇進を果たした。日本語の言葉とリズムの面白さに取り組み、とくに川柳や雑俳などの江戸言葉あそびを多くの人に伝えている。天文分野にも造詣が深く、「科学する落語家」の異名が自慢。なんと宇宙には、「小ゑん」にちなんで97年にスミソニアン天文台から『KOEN』と命名された小惑星があるというから本物だ。得意ネタは「ぐつぐつ」「銀河の恋の物語」「すて奥」「お血脈」。
本名・富田実、 1953年、東京都生まれ。落語協会所属。

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