青木真兵×杉田俊介「弱さと生きる男の思想」〜ダークサイドに陥らないために〜

青木真兵(「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター・古代地中海史（フェニキア・カルタゴ）研究者) 杉田俊介(批評家)

価格：￥550

収録時間 :: 2:04:13
データ形式 :: MP3
データ容量 :: 119.5 MB

提供元 :: 株式会社ラジオカフェ
リリース日 :: 23年7月22日
カテゴリ :: 対話放談歴史社会

現代社会における「男」が生きずらさ、生き方とは？

人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」を営む青木真兵さんと批評家・杉田俊介さんの初対談が実現！
今回は杉田さんのご著書『男がつらい！』でも明らかにされている、現在の「男性の生き方や生きづらさ」をテーマにこの生きづらい資本主義の社会で私たちがこれからどのように生きていったらいいのかをテーマに二人が語り合います。

男性特権をスマートに反省できる『正しい』リベラル男性には違和感があるけれど、被害者意識に染まってネット右翼や反フェミニズムの闘士というダークサイドに堕ちたくもない…」（杉田俊介『男がつらい！』）。
「決めきれない」僕たちが社会のなかで生きていくためには。そんな想いを共にする二人が健常と障害、都市と山村、個人と共同体などを行き来しながら、これからを生きる思想について語り合います！

・男性の特権と男の弱さの関係について
・男の弱さと男性自身が「雑」に扱われる現状
・「シン・エヴァンゲリオン」や「ドライブマイカー」にみる、資本主義に取り込まれ始めている男性の「弱さ」や「脆弱性」
・強度な欲望が発露できる場の必要性
・村でのホモソーシャルな関係について
・全体的な愛国心ではない、複数の属するコミュニティに対する「パトリ」の芽生え
・複数の男性性のあり方の必要性
・矛盾を抱えた長渕剛のパーソナリティ
・西郷隆盛、橋川文三という人物の魅力
・杉田さんが糖尿病になって考えたプラグマティズムと抱えた人生におけるオブセッション
・研究者としての青木さんの転機

［質問コーナー］
・福祉の現場での女性との関わりについて
・ホモソーシャルな場での呪縛の逃げ道は？
・「暴力」はいけないというタテマエはありつつ惹かれてしまう心性について

などなど

※ この番組は2023年3月24日に隣町珈琲にて収録しました。

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青木真兵(あおきしんぺい)

「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。博士(文学)。社会福祉士。

1983年生まれ、埼玉県浦和市に育つ。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。2016年より奈良県東吉野村在住。現在は障害者の就労支援を行いながら、執筆活動などを行なっている。著書に『手づくりのアジール』(晶文社)、妻・青木海青子との共著『彼岸の図書館──ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(エイチアンドエスカンパニー)などがある。
人文系私設図書館ルチャ・リブロ　
 https://lucha-libro.net/

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