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アーティストプロフィール

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永瀬清子(ながせきよこ)

永瀬清子(ながせきよこ)

詩人

1906年岡山県に生まれ、愛知県立第一高女に在学中から詩作を始め、佐藤惣之助に師事した。1930年、第一詩集『グレンデルの母親』を刊行して注目を浴び、のちに北川冬彦の『時間』『磁場(じば)』の中核同人として活動。第二次大戦後は郷里で農業を営みながら詩誌『黄薔薇』を主宰。一方でニューデリーの「アジア諸国民会議」に出席するなど幅広い社会活動に携わった。「女の私がか〓なかったら誰がかきませう?」(「糸針抄」)と若き日に宣言したごとく、終生旺盛な詩作を続け、「昭和史のグレートマザー」とも称される。その詩風を、高村光太郎は「地上に住まなければならなくなった天女の肉体を思はせる」(『諸国の天女』序文1940)と評した。明治・大正・昭和・平成の4時代を生き、1995年長逝。享年89歳。

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