影武者

授業をサボるため、本物の影武者を立てて大パニック（解説付き）

【あらすじ】
高校を休んでばかりで落第寸前の大村サトシは、自宅にいながら授業にも出席するため、影武者の起用を思いつきます。しかし電話一本でやって来たのは、なんとちょんまげ頭に帯刀した、本物の戦国時代の影武者でした。鎧兜に身を包み、幟を立てた影武者が授業に出席すると教室は大混乱。「拙者、大村サトシにござる」とあくまでシラを切る影武者は、押し問答の末ついに刀を抜いてしまいます。そこへ当のサトシ本人が登場、意外な陰謀を告白して噺はクライマックスへ。

【聴きどころ】
クイズ好きで知られる古今亭今輔さんが、有名クイズ番組に出場した爆笑体験談をマクラに噺はスタート。日常の何気ない会話から始まり、突如空想の世界へと飛躍し、不条理なドタバタがエスカレートしていく今輔さんの真骨頂を聞かせてくれます。衝撃の結末には、ミステリーの味わいも。

【もう一言】
SF、歴史、ナンセンス、ミステリーを融合させた、変幻自在のネタが魅力の六代目古今亭今輔さん。真打昇進の直前、古今亭錦之輔時代もラストに近い貴重な収録となりました。

［収録；2008年3月24日　お江戸日本橋亭（東京・三越前）］

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