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古典落語

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ファイル容量
MP3 39.8MB
時間
43分32秒

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[  古典落語  ]

『品川心中』

落語家/五街道雲助

提供:株式会社ラジオカフェ

700円

品川の夜の波音が聞こえる
【あらすじ】
品川宿の貸座敷、城木屋の遊女お染は、かつては板頭を務めたほどでしたが、さすがに歳には勝てません。だんだんと客のない日が多くなり、ついには紋日になってもお金を出してくれる客がなく、移り変えができません。いっそ死んでしまおうと思いますが、ひとりで死ぬのは格好が悪い。心中となれば格好がつく。そこで死んでも誰も困らないと見込んだ貸本屋の金蔵を呼び出して心中を持ちかけます。お染の術中にはまった金蔵はすっかりその気になり、翌日匕首(あいくち)や白装束を持ってお染のもとにやってきます。これから二人で芝居掛かりの場面のはずなのですが…。

【聴きどころ】
あわや、二番目狂言(世話物)の幕開けと思いきや、金蔵がいざとなると心中に怖じ気づいてしまい、詰め寄るお染に「剃刀で切ると痛い」だのと言い訳するところ、お染と金蔵のコンビはまるで漫才です。派手な演出はありませんが、どんどん引きずり込まれます。会話の丹念な積み上げから浮かび上がる江戸の風景は、古典落語の醍醐味です。品川の夜の波音が聞こえるよう。雲助師匠の話術をぜひじっくりと楽しんでください。

【もうひと言】
「板頭」とは品川宿の店でナンバーワンの遊女のことで、名前の書かれた板が一番頭にあることからきています。吉原の花魁の「お職」にあたります。江戸時代、吉原に並ぶ勢いがあった品川を舞台にした郭噺の大ネタです。だまされた金蔵が世話になっている親方と組んでお染に仕返しをするという後編があるのですが、あまり楽しいものではなく、今はやらないことが多いようです。

[収録:2009年6月17日 お江戸日本橋亭(東京・三越前)]

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