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ラジ街/ラジ街プラス1 対話放談 時事(田中宇、中島岳志、他)

ラジオの街で逢いましょう 第316回

小田嶋ラジオ:岡田憲治『タームから読む「時代」と「愛国心」』(全巻セット)

小田嶋隆(コラムニスト) 岡田憲治(専修大学法学部教授・政治学者)

価格:¥367

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小田嶋ラジオ:岡田憲治 『タームから読む「時代…

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小田嶋ラジオ:岡田憲治『タームから読む「時代」…

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オッサンよ、「上から目線」視線に怯えるな

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小田嶋・岡田の雑談シリーズ最終回。どこに着地するのかを番組前に打ち合わせたふたりは、巷で使われながらどうも腑に落ちない言葉を分析しながら、最後はやはり希望の言葉について語りたいと壮大な計画を立てていた。

冒頭、俎にのぼったのは、「上から目線」。そもそも中高年は、「上から目線」なものである。人生の酸いも甘いも、滑稽さも儚さも、体力の息切れも味わってきた。そこから発せられる言葉がどうして「上から」ではいけないのか。なぜ、「上から目線な言い方だけど」と前置きせねばならないのか。その中高年の肩身の狭い、怯えのメンタリティが気になると岡田氏。では、「上から目線じゃんいですかぁ」とのたまう若者の「対等」とはなにか。

続く話は芸人の楽屋言葉の乱用に苦言。「つかみ」「つっこみ・ボケ」「逆ギレ」「キャラがかぶる」「空気よめへん」その他の芸人トークから繰り出され、巷に広まった楽屋言葉の分析。

後半は、「ほっこり」「気づき」のうさんくささ、「ざっくり言うと…」「ぶっちゃけ」「自慢じゃないけど」の言い訳がましさなどを話すうちに、前提を言わないと言葉を交わせない、現代の人間関係が浮かび上がる。

さらに、大河ドラマで使われる「ならぬものはならぬ」について。今日的な「不寛容」をさすことばではないかとふたり。

激烈な、強いBig Words は使いやすいし、聞くほうもなぜか気持ちがすっきりする。それにしても、「未曾有」はいつから使われているのだろう。「戦後政治の総決算」ってナニ? 「戦後レジーム」の「レジーム」ってのは変えられないのに…。プロゴルファー青木の「しゃんめぇ」のぬるさがほしいと小田嶋氏。

最後は、「愛国心」について。岡田氏はオーストラリア国籍の歴史学者、テッサ・モーリス-スズキ氏が自分の体験として描写する「愛国心」を紹介する。同じ国に住む、同じ人種の人々の不寛容や差別に対し、我々は「恥ずかしい」と思えるか。昨今のヘイトスピーチに対し、あなたは、どうだろう。

3.11後の「絆」。自分を含めた共同性を大事にすることばかもしれないがそれは、国威に加担する激烈さ、例えば、戦前の「八紘一宇」などのフィクションに飛びつくのではなく、もっと異質でゆるい実感として共有されないものだろうかとふたり。そこを丁寧に考えていきたいと岡田氏。

まずは、オッサンよ、「オッサンらしくない、かっこよく、ものわかりのよいオッサン」などになろうとするな。堂々と、空気の読めないオッサンであろう。

お聴きください。
〓〓〓 2013年5月24日、Ust配信した際の一部アーカイブです 〓〓〓

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小田嶋隆(おだじまたかし)

コラムニスト

1956年、東京都北区赤羽生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、味の素ゼネラルフーヅに入社したが数ヶ月で退社。その後小学校事務員見習い、ラジオ局AD、ロックバンド座付き作詞家、テクニカルライターなどの職を転々とする。
88年、コラム集『我が心はICにあらず』で人気を博してから、コンピュータ、テレビ、サッカーから学歴社会、憲法9条、資本主義まで、大小の事象に対し独自の極辛批評を展開。
現代社会への意地悪な視点と容赦ない分析力、それを爆笑とともに表現する圧倒的筆力で幅広い層の支持を集めている。
著書に『小田嶋隆のコラム道』(ミシマ社)、『地雷を踏む勇気』『もっと地雷を踏む勇気』(共に技術評論社)、『その「正義」があぶない。』『場末の文体論』『超・反知性主義入門』(共に日経BP社)、『友だちリクエストの返事が来ない午後』(太田出版)、『ポエムに万歳! 』(新潮文庫)、『「踊り場」日本論』(岡田憲治との共著、晶文社)『ザ、コラム』(晶文社)『上を向いてアルコール』(ミシマ社)などがある。


   

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(2009年4月号 - Part1)

小田嶋隆のグラフィカルトーク17

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岡田憲治(おかだけんじ)

専修大学法学部教授・政治学者

専修大学法学部教授・政治学者
1962年東京生まれ。
早稲田大学大学院博士課程修了。政治学博士。専門はデモクラシー思想の研究。最近刊は『デモクラシーは、仁義である』(角川書店)、その他『ええ、政治ですがそれが何か?』(明石書店)、『静かに「政治」の話を続けよう』(亜紀書房)、『働く大人の教養課程』(実務教育出版)、『言葉がたりないとサルになる』(亜紀書房)等。
最新刊『なぜリベラルは敗け続けるのか』(集英社インターナショナル)絶賛発売中!
過去に隣町珈琲、ラジオデイズにて講座「直球政治学講義」「政治学基本の『キ』」、平川克美との対談「路地裏政治学」など開催、配信中。

【ブログ】
https://note.mu/okadakenji?fbclid=IwAR2E4uK1fzB2eT4IPhA4r9noX-qV0paDfN95cvd8q4hX9cL1zZku9uQpkSg
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