金哲彦「ラジオの街で逢いましょうプラス１」

1964年生まれ、福岡県北九州市門司区出身。八幡大学付属高等学校（現在の九州国際大学付属高等学校）在学中、3年生で高校駅伝福岡県予選の区間賞を獲得。その後早稲田大学教育学部在学中は箱根駅伝で活躍。特に上りに強く、5区のスペシャリストとして4年連続で5区を担当。区間賞を2度獲得し、84、85年には優勝に大きく貢献して「山登りの木下」の異名をとった。卒業後、リクルートに入社し、新たに陸上競技部を創設した。87年には別府大分毎日マラソンで3位。95年、同部監督に就任。しかし、2001年に経営合理化の一環で陸上競技部は消滅。その後、クラブチーム・ニッポンランナーズを創設。現在のクラブチームブームの嚆矢となる。06年、大腸がんを発症し手術したが、翌年には早くもフルマラソンを完走。現在は、NPO法人ニッポンランナーズ理事長、日本陸上競技連盟女子長距離マラソン強化部長、東京経済大学陸上競技部アドバイザリーコーチなどを務めながら、テレビのマラソン・駅伝中継などで、解説者としてランナーの立場に立ったコメントを述べている。