男と女で考える「女の朝夕」～いまを生きる女性たちへ～第2回 (全６回)

三砂ちづる(津田塾大学国際関係学科教授)

価格：￥550

収録時間 :: 1:38:16
データ形式 :: MP3
データ容量 :: 94.8MB

提供元 :: 株式会社ラジオカフェ
リリース日 :: 19年8月25日
カテゴリ :: 講演語学・教育

第２回「性と生殖」

待望の三砂ちづる先生の連続講座第2弾開催！

近年、女性活躍推進が声高に社会で叫ばれる中にあって、世界的なMeToo運動のおこり、政治家の女性蔑視発言、また女性の性被害やパワハラなどの問題また、家庭においての子育て、介護、虐待のニュースなど「女性が輝く社会」へ本当にこの国が向かっているのか不安になります。
そんな中、今回隣町珈琲では「女性」また「女性の生き方」に焦点を当て三砂先生に連続講座を開いていただくことになりました。
女性がこの時代において家庭でも社会でも「力強く生きる」ためにはどうしたら良いのか？何かアドバイスや知識、知恵はないのか。
三砂先生の熱いメッセージも込めて各回テーマごとに語っていただきます。

第２回「性と生殖」

・・吉本隆明の「性」の捉え方
・セクシャルマイノリティー、LGBTについて/性のゆらぎ、グラデーション
・女子大のトランスジェンダーの学生の受け入れことの複雑な事情
・20人に1人は人工授精で生まれる現代
・精子の競争のない顕微授精による出産とその後について
・「結婚してから何回セックスしたら子どもができるのか？」という大学生の質問ーセックスレスと不妊の問題
・受精するまでの状態まで考える伝統医療や呪術
・性病の克服とフリーサックスと団塊の世代
・80年代のHIVウイルスとエイズの出現/エイズの治療薬とエイズ検査の必要性
・避妊薬ピルが日本で普及しなかった理由

【質問コーナー】
・発達障害の増加と元気のない精子や晩婚化は関係があるのか？
・実際にトランスジェンダーの男性が女子大に入ろうとするのか？
・明らかに違う男女の性質と多様化していく性、、今後どうなるのか？
・家庭での「性教育」について/ブラジルの濃密な身体接触の延長にある「性行動」
・キスやセックスが汚いという若者について
・自分の子どもがトランスジェンダーをカミングアウトした時の親の対応について
などなど

三砂ちづる先生の軽妙でありながら説得力ある独特のトークを存分にお楽しみください。

※ 本音源は2019年5月23日に収録したものを編集しております。

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プロフィール

三砂ちづる

津田塾大学多文化・国際協力学科教授、作家

1958年山口県生まれ。兵庫県西宮育ち。京都薬科大学、神戸大学経済学部第二課程、琉球大学大学院を経て、ロンドン大学PhD。現在、津田塾大学多文化・国際協力学科教授。作家。専門は疫学、母子保健。著書に『オニババ化する女たち』(光文社新書)、『月の小屋』(毎日新聞出版)、『女が女になること』(藤原書店)、『死にゆく人のかたわらで』(幻冬舎)、『自分と他人の許し方、あるいは愛し方』（ミシマ社）、『ケアリング・ストーリー』（ミツイパブリッシング）、『女に産土はいらない』（春秋社）、『セルタンとリトラル』(弦書房)、訳書にフレイレ『被抑圧者の教育学』(亜紀書房)ほか多数。

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