だいまりこの「ゼロから学ぶ 街場の大学」第3回 ゲスト 的場昭弘（哲学者・経済学者）

「世界史」から考えるマルクスという人間とその思想

「未来に残したい授業」シリーズの編集者のだいまりこさんの新トークシリーズ第3弾！
だいさんが今「聞きたい、話したい、考えたい」と思ったゲストをお招きし、徹底的にお話を伺う対談イベント。
第3回は哲学者・経済学者の的場昭弘さん！

資本主義には物的な豊かさを生んだというプラスの側面もありながらも、利益追求とその裏にある支配と搾取構造というマイナスの側面も持っています。そのような資本主義を19世紀に徹底的に分析したカール・マルクス。資本主義の限界がさまざまなところで露呈している今、マルクスや彼が資本主義批判をするに至った世界状況を学ぶ意義はより一層高まっているように思います。

ウクライナ戦争をはじめ、現在起きているさまざまな問題を理解できるよう、資本主義体制の現在地や、マルクスは資本主義と世界状況をどのように見ていたのか、現在にも通じている世界史とはなんなのか？ などについてマルクス研究第一人者の的場昭弘さんにお話を伺います。


●だいまりこのYoutubeチャンネル
「未来に残したい授業」
https://www.youtube.com/channel/UCHTiWt4evGgqnf_klyH0LcQ



・的場先生「世界史」ってなんですか？ー植民地を支配するための「世界史」という価値観
・西洋人と非西洋人としての狭間でマルクスが抱えた葛藤と疑義
・西洋的な価値観を無批判で受け入れた日本と他のアジア旧植民地諸国との違い
・なぜマルクスは「資本論」を途中で書くのをやめてしまったのか？ーマルクスの中での考え方の変化
・もともとジャーナリストであったマルクスが持ち得た視点
・『資本論』の第1巻における「遊び」と深み
・マルクスのアメリカへの憧れと嫌いだったロシア
・クリミア戦争と日本の開国の関係
・ヨーロッパから求められた代理戦争としての日本の役割
・ソ連が無償で行ったアフリカ諸国への支援
・西側からは見えないウクライナ問題の実相
・ロシアはなぜあんなに力を持っていたのか
・的場先生のマルクスとの出会いーマルクス研究をなぜやめないのか？

［質問コーナー］
・「マルクス」というと「労働」「組合」というイメージがあるのはなぜか？
・ロシアの側からするとウクライナ問題はどう見えるのか
・ジャーナリスト「マルクス」を読める本は？
・的場先生はレーニン主義をどう考える？
・人類は共通の歴史観を持つことができるのか？

などなど

※ この番組は2022年4月7日に隣町珈琲にて収録しました。

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