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古典落語

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ファイル容量
MP3 53.4MB
時間
58分24秒

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[  古典落語  ]

『らくだ』

落語家/五街道雲助

提供:株式会社ラジオカフェ

710円

はぐれ者たちの寂しさ
【あらすじ】
町内の嫌われ者で「らくだ」というあだ名の男が、ふぐの毒にあたって死んでしまいました。これを見つけた兄貴分は弔いを出そうにも、あいにく一文無しです。そこに屑屋が通りかかったので呼びとめて、らくだの家財道具を買い取らせようとしますが、ロクな物がない。そこで兄貴分は、いやがる屑屋を脅しつけて、長屋の者から香典を集め、大家には「通夜をやるから酒と煮〆を持ってこい」と遣いに出します。らくだが死んだと知ってみんなは大喜び。ところが大家は頑固者で「今まで一銭だって家賃を入れたことがない、らくだに酒と肴なんかやるもんか」と聞きいれません。これを屑屋から聞いた兄貴分は、らくだの死体を屑屋に背負わせて大家のところに出向き、死体に「かんかんのう」を踊らせます。

【聴きどころ】
決して明るくはなく、全編、陰惨ささえただようのですが、思わず聞き入ってしまう大ネタです。らくだの死を知った町内の連中の喜びようはただごとではないのですが、嫌われ者だったらくだもその兄貴分も、そして酒で商売に失敗した屑屋さんもどこかはぐれ者の寂しさがただよいます。雲助師匠の語り口からもそれが感じられます。屑屋さんは最初はおどおどしていますが、酒が入ると人格が変わって大胆不敵に変身します。一癖も二癖もある登場人物ひとりひとりが、人間くささを感じさせます。

【もうひと言】
「かんかんのう」とは江戸時代に中国から伝わったもので、清国のわらべ唄「九連環」(知恵の輪のこと)が元唄です。飴屋がおもしろおかしく踊りながら(看々踊という)歌うなどして、一種のナンセンスソングとして文政年間に大変に流行りましたが、禁止のおふれが出たそうです。

[収録:2009年6月17日 お江戸日本橋亭(東京・三越前)]

ユーザーレビュー (1)件

2009年8月8日 >大熱演
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