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お話しPod&ラジオデイズ朗読賞2008受賞作品発表!

08年11月28日

2008年11月25日「お話しPod&ラジオデイズ朗読賞2008」選考結果

   お話しPod&ラジオデイズ朗読賞2008選考委員会

Ⅰ.応募と選考

今回は前回の2倍以上の97編の作品が集まりました。応募者は58名です。団体として福岡養護学校高等部の応募22編もありました。ご応募くださった方々、ありがとうございました。
お詫びしなければならないのは、応募規定で審査料の払い込みについて誤解をあたえるような表現があったことです。1作品の審査料で3作品を応募された方が何人かいましたので、代表作1作品の掲載となりました。実際の募集作品数は100編を超えることになります。申し訳ありませんでした。
さまざまなジャンルの作品が寄せられました。とくに多いのは詩でした。ほかに、落語、短歌、ドキュメンタリーも寄せられました。物語をどうよむかが今後の課題となるでしょう。

 今回の作品の傾向を分類すると次のようになります。
(1)朗読の初歩としてまじめにていねいに読み上げた作品
(2)作品をはなれて自分なりの大胆な冒険を目ざした作品
(3)既成の朗読やナレーションを手本にしてよみ上げた作品
(4)作品の世界をとらえて芸術的な表現をした作品

下記の審査基準に基づいて厳正に審査し、最優秀賞1名と優秀賞3名を選びました。
さらに、オリンパスイメージング様のご厚意により、優秀賞に準じる読みとして2名に「特別賞」を贈ります。最優秀賞ならびに優秀賞には賞状と賞金と副賞、特別賞には賞状と賞品とを、近日中にお送りいたします。

Ⅱ.入賞者

☆最優秀賞 1名(賞金5万円 副賞オリンパスVoice Trek V-51)
 山口葉子/物語=「女の決闘」太宰治・作

☆優秀賞 3名( 賞金1万円 副賞オリンパスVoice Trek V-50)
 かげろう/詩=「手、光子」菅原克己・作
 karuta/詩=「西28丁目」自作オリジナル
 横山ひふみ/詩=「みみをすます」谷川俊太郎・作

☆特別賞 2名(賞品 オリンパスVoice Trek V-50)
 二宮隆夫/物語=「誕生日休暇」角田光代・作
 福岡県立福岡養護学校高等部/団体としての朗読作品(「サヨナライツカ」ほか)

*受賞作品と応募作品は、お話しPodサイトで聴くことができます。
http://www.ohanashipod.jp/roudokushou2008sen.html


Ⅲ.審査基準

評価基準として「心に響く作品の表現」を第一に考えました。そして、繰り返し聞いても飽きずに楽しめる作品を選考しました。最も重視されたのは、人間の声の生命感と作品の真実味です。生きた人間の真実の声を表現しているかどうかが問題になりました。
なお、前回の入賞者の方がたについては、ややきびしい基準をもうけて、前回以上にすぐれた場合に受賞を検討することとしました。後進の方がたにより多く受賞の機会を提供するためです。

No.66 山口葉子「女の決闘」は、いくつかの語り口をよみわける総合的な表現力を持ったよみでした。演劇やお芝居ではない朗読の可能性を示した作品でした。
No.3 かげろう「手、光子」の詩のよみは、心のこもったすばらしいよみでした。一見、読み上げているような表現に思えるのですが、二つめの詩での語り口の変化は作品を的確にとらえたものでした。
No.74 karuta「西28丁目」は、ムリのない自然なよみで作品の世界を浮かび上がらせる力があります。もう一つ、自作の「シワアセだいじん」も楽しい作品でした。
No.70 横山ひふみ「耳をすます」は、ていねいに一言一言のよみの積み重ねによって、わたしたちにイメージを繰り広げてくれました。

特別賞の二宮隆夫さんの「誕生日休暇」は、女性作家の「語り口」をうまく表現していました。福岡養護学校高等科の生徒のみなさんは団体賞とします。それぞれが人の心を引きつける力を持つものでした。前回の入賞者である古賀朋子さん「カラフル」は、一言一言が聞き手の心に訴えかけるものです。また、西村美咲さんの「サヨナライツカ」も聞き手の耳を引きつける重みを持ったよみでした。
ほかにも印象に残った作品がいくつかありました。藤井直子さん「あばれはっちゃく」は「語り口」をとらえそこなっていますが、「日和下駄」への挑戦は今後のよみの発展を期待させます。佐藤勝美さんは応募3作品のうち「I was born」が作品の語り口をよく表現していました。日高徹郎さん「草枕」はいま一歩、人物の心情の表現がほしいと思いました。

これからも、お話しPod &ラジオデイズ朗読賞へのご支持とご支援を期待いたします。

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