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対話放談

戦後マンガ家論3

内田樹(思想家) 養老孟司(脳生理学者) 菊地史彦(ラジオデイズ・プロデューサー)

価格:¥550

収録時間 :
33:57
データ形式 :
MP3
データ容量 :
31.0MB
提供元 :
株式会社ラジオカフェ
リリース日 :
08年10月17日
カテゴリ :
対話放談

漱石には少女マンガと少年マンガが同居している

 養老孟司さん、内田樹さんによる戦後マンガ家論もいよいよ佳境に入ります。戦後、価値観が180度変わっていく中で、自分で世界を創るしかなかった手塚治虫。それに対して、満州引き揚げ組の赤塚不二夫は常識の壁を打ち破り、つぎつぎと冒険的なことをやっていった。それが日本のサブカルチャーに与えた影響はどんなものだったのか、内田さんは指摘します。
 手塚治虫の影響を受けつつも、たとえば「花の24年組」と称される山岸涼子、大島弓子、萩尾望都らは独自の少女マンガ世界を作っていった。マンガのふたつの流れ、少年マンガと少女マンガは互いに影響を与えつつも、決してひとつにならなかった、そのワケは何なのか。話は夏目漱石が国民文学として読み継がれる根拠にまで発展し、対談はいよいよ盛り上がりを見せます。
 今後期待するマンガ家として、内田さんは『バガボンド』の井上雄彦をあげ、どうしてマンガ家は画力が上昇するとともに、物語のスケールまでもが大きくなるのかを説明します。そして「マンガはサブカル性を失うな」という養老さんの主張から、ついに討論はクライマックスに向かいます。
戦後マンガ家論1戦後マンガ家論2も発売中です。


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内田樹(うちだたつる)

思想家、武道家、凱風館館長、神戸女学院名誉教授

現代フランス思想、比較文化論が専門だが、ユダヤ人問題から、フェミニズム、教育、戦争まで幅広いテーマに発言している。正義と力の押し付けを嫌い、知的興奮を尊ぶその「おとな」の姿勢から、「思想界の正しいおじさん」と評される。また、合気道はじめ、武道を愛して実践し、体が語る知についても考察を続ける。著書は『ためらいの倫理学』(2001年冬弓社、現角川文庫)、『寝ながら学べる構造主義』(2002年、文春新書)、『「おじさん」的思考』(02年、晶文社)、『下流志向─学ばない子どもたち、働かない若者たち』(07年、講談社)など多数。
1950年、東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒業、東京都立大学大学院博士課程中退。神戸女学院大学名誉教授。

     

ブログ http://blog.tatsuru.com/
[t] https://jp.twitter.com/levinassien

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脳生理学者・思想家

子供時代から昆虫や動物をこよなく愛す。文化・社会・言語など人の行為がすべて脳の構造に対応しているという唯脳論を提唱。その立場から社会論・文化論・文明論などの領域で幅広く活躍している。2003年、『バカの壁』がベストセラーとなる。他の著書に『ヒトの見方』『からだの見方』『脳の中の過程』『涼しい脳味噌』『唯脳論』『考えるヒト』『養老孟司の<逆さメガネ>』『死の壁』『まっ赤なウソ』などがある。
『からだの見方』で、サントリー学芸賞受賞(1989年)。『バカの壁』で毎日出版文化賞特別賞受賞(2003年)。
1937年、神奈川県生まれ。東京大学大学院基礎医学博士課程を修了、医学博士号を取得。東京大学助手・助教授を経て、1981年解剖学第二講座教授となる。1995年東大退官。以後、北里大学教授、大正大学客員教授などを歴任。

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菊地史彦(きくちふみひこ)

株式会社ケイズワーク代表・作家

1952年、東京都に生まれる。 
慶応義塾大学卒業。筑摩書房で編集業務に就き、90年の退社まで約60冊を刊行。91年から編集工学研究所(松岡正剛所長)で、次世代メディア/コミュニケーション技術の研究、地方自治体の産業・文化振興、郵政省・通産省の委託で情報通信・コンテンツに関する研究などを担当。 
1999年、ケイズワークを設立し、代表取締役に就任。企業コミュニケーション、ブランディング、ナレッジマネジメントを主要分野にコンサルティングやメディア制作業務などを行ってきた。2003年に企業変革を促進するインナーコミュニケーションのコンセプト"Change Communication"を提唱し、翌年から当社メールマガジン K's Letterに「コーポレートビジョンを訪ね歩いて」や「コミュニケーション思想の先駆者たち」を連載。なお、2000年には株式会社ビジネスカフェジャパン、2006年には株式会社ラジオカフェ設立に参加。国際大学GLOCOM客員研究員。
2013年『「幸せ」の戦後史』(トランスビュー)発刊。

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